
織る
Weaving
原反投入
撚糸
整経・サイジング
製織
検反
織る(製織)とは?
対象製品
- タイヤ補強材基布
- タイヤ製造用セパレーター
- 湿布材基布
- 土木工事用基布
原糸投入
綿などの天然繊維からポリエステルやナイロンなどの化学繊維まで様々な種類を取り扱っております。
要求される特性に応じて繊維の種類や繊度(太さ)の選定を行います。
また、現在ではバイオ繊維やリサイクル繊維などにも着手しています。
短繊維(ステープル)
- 天然繊維:綿、麻、絹
- 化学繊維:ポリエステル、ナイロン、ビニロン、レーヨン、ポリアミド
長繊維(フィラメント)
- 化学繊維:ポリエステル、ナイロン、ビニロン、レーヨン、ポリアミド、オレフィン
撚糸
原糸そのままで製織工程に進むこともありますが、多くの場合、原糸をねじりあわせる撚糸という工程が入ります。
薄いティッシュペーパーでもねじって撚り合わせると強度のある“こより”になるように、原糸に撚りをかけることで強度を増したり、異なる特性の糸を合わせることができます。この工程があることで、その糸を使って作られる織物などの品質に違いが出たり、製織性が向上したりします。
保有設備
- リング撚糸機 18台(S撚り、Z撚り対応、上撚り、下撚り対応)
関連設備
- ワインダー 4台(フィラメント、スパン対応)
整経・サイジング
織物の経糸(たていと)に使う糸をビームと呼ばれる大きなボビンのようなものに巻き付けます。
製品によって必要な経糸の本数が決まっており、1000本から多いものでは6000本もの経糸を巻き付けます。 また、繊維によっては引き揃えた経糸(たていと)に糊付けを行います。
糸は織る際に一定の張力をかけたまま動くため、こすれたりしごかれたりしますが、あらかじめ糊を付けることで毛羽立ちなどのダメージを抑えます。
保有設備
- 全整経機 2台
- 部分整経機 1台
- 荒巻整経機 2台
- サイジング機 1台
製織
整経工程でビームに巻いた経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を入れて、織物にしていく工程です。
製織にはレピアと呼ばれる槍状の金具を使って緯糸(よこいと)を運ぶレピア織機や、空気で糸を飛ばして運ぶエアジェット織機などを用います。
また、ドビーという装置を用いることで平織だけでなく、綾織や朱子織など艶のある面感をつくることも可能です。
保有設備
- レピア織機 29台
- エアジェット織機 4台
検反
織りあがった製品はひとつずつ人の目で丁寧に外観検査を行います。
目荒れや糸切れがあった場合は修正を行い、品質を維持します。
保有設備
- 検反機 2台